日常英会話のむずさ

みなさまこんにちは。

気づけばもう春で、僕の好きな半袖半ズボンスタイルになれる季節も目と鼻の先にきています🌸

毎年その衣替えをミスって風邪を引く癖は今年も健在なのか、それとも今年こそは払拭するのか

見ものです(誰も見てねえよ


ということで本日は英会話について。

みなさま英会話レッスンってどのように日本で始まったか知ってますか?

今や習ってない人はいない、しかし話せる人はいないというある意味、学習者が英会話教室の食い物になっている状態ですが、その歴史から見てみましょうか。

1980年代以降に日本人の平均所得が上がり(バブリーな時代ですね)、航空運賃の値下げも相まって海外旅行が日本国民にとって身近なものになりました。

さらに社会のグローバル化が進んだことにより、海外取引や外国人労働者が増え、英語教育が普及していったといった背景があるようです。

現代ではその傾向が強まりを見せていますが、依然として外国苦手意識というものが拭えず、英会話教育業界には安定したニーズがあるように思います。

私も一時期、大手英会話教室の講師を務めておりましたが、そこで色々なお客様を見てきました。

be動詞から始める方、文法完璧だけど話せない、発音苦手、関係詞嫌い、

などなどありましたが、話せるようになる人には何点か特徴があります。

・目標がはっきりしている人
・基礎がある人

1点目に関しては、何でも同じです。

スポーツ、勉強、仕事、全てのことはそれに対する目標があり、それへ向けたプロセスがはっきりしていればいるほど伸びは凄まじいわけです。

ただしめちゃくちゃ明確じゃないとだめなんです。

"仕事で使いたい"これでは不十分なんです。

それだったらまだ、

"何月に商談があって、それができないとプロジェクトから下ろされるから、やらなきゃいけない"

こういった義務感の方が希望的観測よりも圧倒的に動けるんです。

2点目に関しても言うまでもないですよね。

  • 中学、高校、大学としっかり勉強したのち、しばらく英語から離れていたけど、やっていくうちに思い出してきて、爆伸びする。

  • TOEIC700点台と300点台の人を比べると700点台の人の方が圧倒的に成長が速い。

よくよくあるパターンです。

これ以外にもめちゃくちゃ英語が好き、新しいことを知るのが大好き、そんな人も伸びます。

そういう完璧な方は英会話講師にとって神様でしたが、10名の中で1名いるかいないかです。

これらの点を踏まえて、伸びない人の特徴を述べましょう。

心の準備はいいですか…

日常英会話が学びたい
これに全てが詰まっています。

このフレーズを聞くと、わたしはゾクっとします。

ヒアリングしていくと、必ずツッコミポイントが見つかるからです。

  • それ一番レベル高いやつううう
  • そもそも日本語でも会話怪しい

まず1点目

日本語での日常会話思い出してください。

『さっき居酒屋にいたら隣の席の人がめっちゃ店員さんに怒鳴っててさー、すごい雰囲気悪くなってすぐお会計して帰ってきたからまだ飲み足りてないんだよね〜』

はい、これを見て1秒後に英語に訳してください。

まず

どういう状況


っていうツッコミは置いといて、日常会話ってのはこんなもんです。

短文じゃないし、使う単語、表現は多種多様だし、それを瞬間英作文してアウトプットしなきゃいけない。

これができる人はそもそも英会話教室来なくていいです。

つまり日常会話って幅がとんでもなく広くて、レベルがめちゃくちゃ高いんです。

しかしそれを一つの部類として考えているから、学習者にとっては手軽に思えてしまう。

実際は鬼ムズで、学習者も講師も目標設定をどこにしていいかわからないから伸びない。

ということが起きて、挫折者爆増という結果になるんです。

講師は学習者の全てはわからないんです。

今日はどこ行って、何食べて、なんて知る由もないので、

" It"s sunny today!" 『いい天気ですね!』

ていう、よっ友ぐらいにしか使わないフレーズしか教えられないんです(よっ友ってみんな知ってるのかな…)

今日このあとアメリカ人と飲むんですけど、こういう話をしたい場合どう言ったらいいですか?

こういう具体的な要望があって初めて英会話講師が生きてくるのだと思います。

能動的に、アグレッシブにいったもん勝ち。

そして2点目。

これは意外と多いんです。


いわゆるコミュ力が低いというものです。

日本語で話していても、聞いたことに対して答えるだけ。

これは致命的です。

会話というのは、話の行き交いがなければ成立しませんよね。

英会話は実践した分だけ伸びていくものなので、質問とか意見を言ったりしないと、内容に深みが出ない、つまり成長の機会を失うということなのです。

だから『いい天気ですね』程度のことしか言えないんです。

英語だと余裕がないからできない、変なこと言うと恥ずかしい、というのもわかります。

でも実践していくんです。

話題を急に変えてもいい、的外れな質問をしてもいい、とにかく質問をして会話を成立させよう。

英会話教室は失敗をしてなんぼ。

ちなみにわたしは会話の主導権を生徒さんに握らせます。

そして自分の意見を言ったら必ず質問で返すということをルールとして設定しています。

これをするだけで英語のコミュ力は上がる。

これらを踏まえて文法やら発音やらという要素が乗っかってくるので、伸び悩んでいる場合はいま一度振り返ってみるのもいかがでしょうか。

でないと無駄にお金を払うだけになってしまうで〜っていうお話でした。

ひっさしぶりに超真面目な記事。

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鏡味

ATB S&E

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