ちは。
僕って昔から真面目なんですよね(急になに)
何でも馬鹿正直にやってしまい、結果的に周りより遅い、みたいなことは子供のころよくありました。
応用力がないというか、言われたことをとにかく繰り返しやるみたいなところがありまして。
なので、反復が求められるものについては力を発揮するんですよね。
ライン作業とかw
僕が独立したてで、売上が月4万ぐらいしかなかった時に、氷を袋に淡々と詰めるという作業を派遣でやってたんですよね
そうしたら、向こうの会社から指名されるようになったんです
今日もカガミさんでお願いしますと派遣会社に連絡が入り、半年ほど続けましたが、あの時期は全身凍ってましたね
逆に発想力を求められる芸術とか壊滅的にやばいです。
歌とかは、その音程通りに歌えばいいので、なんとかなるんですけど、美術がえぐいのよ。
少しでも理解してもらおうと思って、昔書いたこんな絵を貼りましょう
まずはこれを見て何を描いたか考えてみてください。
全問正解は、ミリオネア以上の難易度です
上から
りんご⇨トランペット⇨ルンバ⇨ナス⇨メダカ(ぐしゃぐしゃしたやつは目薬だと思う)⇨ラッコ⇨リス⇨スニーカー⇨襟⇨マイク⇨前ならえ
どうでしたか?
激しく難しかったと思います。
全問正解できた人は、同じ絵心の持ち主だと思うので、友達になりましょう。
三次元で描けないのよ。
奥行きとか無理なのよ。
というのは置いといて、何でこの話になったかと言うと、愚直な性格なので、独創性が求められる翻訳とか苦戦したりするんです。
たとえば、タイトルとかね。
訳すことはできるんだけど、超センスないものになっているのは、自分でもわかる。
この感覚、美術と一緒や。
ということで、私がすごいな〜と感じた映画タイトルの翻訳を紹介したいなと思います。
1. Gone with the Wind- 風と共に去りぬ
「去る」ではなくて、「去りぬ」としているところがかっこいいですよね
「去りぬ」というと「去らない」という意味に捉えられてしまいがちですが、全くの逆みたいですね
「去らない」という意味にしたい場合は「去らぬ」とします。
でも確かに「風と共に去る」だとちょっと興醒め感出るので、すごいセンスある訳し方だな〜と感じました。
2. Up- カールじいさんの空飛ぶ家
もはや原型をとどめていませんが、こういった思い切りのある変化をつけるのもすごいですね
僕は映画を見たことないのですが、カールじいさんが家を飛ばしたということは知っています
こういうのも、ちゃんと内容を把握していないと、タイトルはつけられないのではないでしょうか。
「上へ」という訳だと、全く面白くないね
3. The body- スタンドバイミー
これも原型をとどめていないのですが、クリスとゴーディの関係を知っていれば、「深いなぁ〜」と感じます。
死体を探しに行くという、あまり馴染みない題材なのですが、そこから原題は「The body-死体」となったみたいですね
しかし、日本語のタイトルを「死体」としてしまうと、観客は入らなさそうですよね。
その辺は翻訳者のセンスと思い切りが必要なのかな。
産業翻訳では、ここまで思い切った翻訳はできないけども、センスを求められるときは多々あります。
僕みたいにセンスない方は、いかに普段から世に溢れているタイトルを読んで引き出しを増やすか、中身をしっかり把握するかというところになりそうです。
ということで、今週も一応1記事…
もう一個書きたいねえ
鏡味
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